実行委員会からのご挨拶

 第32回分子シミュレーション討論会を茨城県つくば市にて開催することになり、実行委員を代表してご挨拶申し上げます。

 つくば市での開催は、今回で3回目となります。初回は1998年に第12回討論会として当時の工業技術院(現在の産業技術総合研究所)で、2回目は2004年に第17回討論会(国際会議版)としてつくば国際会議場で開催されました。3回目となります今回は、初回からは実に20年ぶり、前回からも14年ぶりの開催となります。会場はくしくも初回と同じく産業技術総合研究所つくばキャンパス内の共用講堂となりますが、会議場はその時の2倍以上の規模を持つ、施設内最大の講堂を使うこととなりました。多くの方々のご支援に支えられて、分子シミュレーション研究会がこの20年間で大きく発展してきたことの顕れだと思います。

 さて、今回は産業技術総合研究所での開催ということもあり、産業分野における分子シミュレーションの成果発表も特に歓迎致します。この20年を振り返ってみましても、産業分野での分子シミュレーションの活躍は増加の一途をたどっております。本討論会により、物理・化学等の学術分野と産業分野との連携が、分子シミュレーションを通じて促進されることを期待しております。

 つくばエクスプレス鉄道の開通以来、東京都内からつくばへの移動は以前と比べて楽になりましたが、会場はつくば駅からさらにバスで10分以上の乗車が必要となります。会場までの交通は本ホームページでもご案内致しますが、バスの本数はあまり多くありませんので、余裕のある旅程をご計画いただければ幸いです。尚、朝夕には臨時バスのチャーターも予定しております。

 実行委員一同、心より皆さまのお越しをお待ちしております。

2018年7月吉日
第32回分子シミュレーション討論会実行委員会
産業技術総合研究所 森下徹也